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2020.03.10 Tuesday

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    時代を知らせる龍郷柄の赤

    2015.08.30 Sunday

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      大島紬を代表する龍郷柄。

      龍郷柄は大島紬誕生地、奄美大島の山の神様の守り神のハブと

      蘇鉄の柄です。


      龍郷柄の中にある赤は、蘇鉄の実を表現しているのですが、

      この赤色は、時代とともに変化してきました。

      朱赤、臙脂色....。

      安価な韓国製品が出た時代は、嫌みのある赤色の龍郷柄でした。

      最近はピンクがかった色の傾向になっていますが、

      その赤を見ると、どの時代に織られたのかがわかります。
       
      時代を知らせる赤。





      蘇鉄






      今回のExhibition在処・arikaでは赤を集中して染めました。

      新しい赤色群だけで19種類、既存の赤色を加えると更に色数は増します。
      今回のExhibitionでは、14グループの赤色群だけをディスプレイします。

      ギャラリーは赤で溢れます。

      新しい試みとなるumu-waka Exhibition在処・arika。

      新しい時代へとの序章となるでしょう。

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      女性として日常の中にある特別な儀式の時・紅を点す時。紅を惹く時。

      2015.08.25 Tuesday

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        口元に紅を点す。

        一目惚れで注文していた板紅のコンパクトが届きました。

        24金メッキに珊瑚と真珠の飾りのコンパクトには、

        魔除けと子孫繁栄の祈りがこめられています。






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        紅を点す。

        江戸時代の女性の口紅、板紅は美しい容器に入れられていました。

        紅職人が、伝統の技法、秘技で板紅をつくる。

        紅餅を漬ける、紅の抽出、紅の採取、紅を刷る。



        玉虫色の紅を、水で湿らせた筆にとり

        水の分量で淡い桜色から深紅へと変化する。




        紅を点す。

        女性として日常の中にある特別な儀式の時。





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        今年の秋は、久しぶりに真っ赤な口紅を点したいと思い

        たまたま出会った、フランス製の無添加オーガニック口紅。

        真っ赤な口紅と、ボルドーの口紅を買った。



        板紅は、

        まだ、もったいなくて使えないしと

        フランス製のオーガニックな赤い口紅を惹いた。

        口だけがパクパクするような存在感。


        この秋は

        ちょっと奇麗を頑張ろうと思った。


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        ボルドーの口紅は

        何だか、若い頃の中森明菜を思い出す。

        彼女の若い頃は、

        私も若い頃。


        若い頃は、

        ボルドーの口紅色は、

        まったくもって、遠くの大人のイメージだった。




        大人過ぎる50代になって

        ボルドーの口紅を惹いても大人になったような気がした。




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        口紅を点す。
        くちべにをさす。



        口紅を惹く。
        くちべにをひく。








        特別な儀式の時の「けじめ感」が違う。

        今の私の「けじめ感」は惹くことだろうか。

        どちらにも「覚悟」は必要だけれど、

        口紅を惹く覚悟から、口紅を点す覚悟を

        早く味わいたいと思う。

        わたし。





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        umu-waka Exhibition在処・arika

        万葉集には紅色に思いを寄せた歌がたくさんあるので、

        紅色は「おもひいろ」といわれた。

        紅色だけでも色んな紅い(おもい)がある。


        紅い口紅一本で、

        美しくなろうと思うマジック。


        紅を点すことで、心の決断に委ねる乙女心と身体。





        umu-wakaの紅色で

        どれだけの美しい魔法が生まれるのだろうか?

        9月1日はお江戸入り。

        どこまで色言葉が準備できるでしょうか。










        綺羅紅色・kirabeni-iro

        2015.08.21 Friday

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          今回の染めで

          最初に染めた色が「綺羅紅色・きらべにいろ」です。



          20歳の誕生日の時にプレゼントをされたCHANELの深紅の口紅。

          定番のルージュ・ココのみずみずしい透明感のあるタイプではなくて

          ボディー本体もスリムサイズで、ルージュアリュールの初期タイプだった

          のだろうと思うのですが、こっくり濃くて、唇に乗せると、パッと発色する

          深みのある、美しすぎる「深紅」という名がピッタリの口紅でした。


          金色の細い入り口から、その深紅の口紅を紅筆でとる。

          20歳の私には、まだ知らぬ大人の女性の世界。

          あの深紅の口紅。大事に大事に使っていたので、使い切る直前の状態で

          大切にしまっておいた。最後に確認したのは5年ぐらい前かな。





          その「深紅」を染めたいと、

          生多良に話すのですが、焼酎には詳しいが、そのCHANELとか

          女性の秘密の魅惑の扉の先は、生多良にとっては宇宙の果てのお話。







          その色の口紅をつけると、

          どんな女性も、心の中は、こんな女性になったような気分になるの。

          女性を謳歌する。

          たとえ、太っちゃったり、日常が潤ってなくても、

          この色を纏うと、誰もが、ヨーロッパの女優。

          ハリウッドの女優はなくて、ヨーロッパの女優になるイメージ。

          と。たくさんお話をした。






          綺羅紅色。kirabeni-iro

          あの時の20歳の誕生日にプレゼントされたCHANELの深紅の口紅。

          黒いキャップを取って、ゴールドの縁から深紅の口紅を取る。

          唇の上にのせると、ぱっと発色する。

          しっかりと唇にまとわり、唇が憧れの大人女性になる。


          綺羅紅色は、纏うと、内側に大切にしまってある

          私という女性が綺羅綺羅と輝き、発光する。



          さて

          じきに迫ったumu-waka Exhibition 在処・arika

          綺羅紅色を纏った方から何を感じるのでしょう。

          お会いできる日を楽しみにしています。

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          umu-wakaも私も赤づくしです。

          2015.08.17 Monday

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            実家のリノベーション工事が11月から始まる。

            工事をを始める前の地鎮祭をお願いしようと神社へ。


            父が改装を手がけた猿田彦神社、

            針綱神社と両方の空き状況を確認。

            いよいよ始まるなと実感が湧く。



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            神社の鳥居の赤、

            お稲荷さんの赤、

            巫女レッドも染めました。



            赤づくしです。

            umu-wakaも私も。 

            お稲荷レッドは、とってもモードな雰囲気に仕上がりました。

            woo-meレッドと並んで人気色になりそうです。






            さてさて引っ越して半年、

            やっと本日、アトリエの棚がやっと完成。

            キッチンとの境に、ポリカーボネートで壁をこさえた。

            23年間、デコレーター(ディスプレイコーディネーター)をしてきた

            自分の歴史に感謝♡


            やっとアトリエが80%ほど整ったので

            これでやっと心置きなく集中してExhibition準備ができる。

            明日からスタート。






            今回の「在処」&「赤」は長いテーマになりそうです。

            来月の神楽坂でのExhibition、在処・arikaは序章かな。

            在処&赤は深いです。

            ずっとその中を潜りたい。


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            父とアトリエで〜♡

            2015.08.15 Saturday

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              お盆に入ってから日差しは強いのに、

              鼻先に感じる風の中に秋の気配を感じます。


              今日は、染めたばかりのストールを

              1枚1枚仕上げるためにアトリエに来ています。


              明日は送り盆。



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              仕事の一番の理解者だった父に見せたくてね。


              国宝犬山城を愛していた父。




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              こんな素晴らしい環境で仕事をしていることを


              大喜びして、


              アトリエで

              冷たいビールを美味しそうに飲むだろう。



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              はいはい、小ちゃい缶のビールを

              プシュッ!と開けましたよ♡