とっぷり実験室におりました。

2017.02.25 Saturday

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    お誕生日が明けた頃から、アトリエは実験室になっておりました。

     

    2013年にくも膜下出血で倒れた師匠の生多良が昨年から体調を崩し、暫くは、こちらのアトリエで染めて行くことになったので、

     

    染め場を改装ということで、電ドルを片手に材木と格闘しながら、大工仕事をしていたのですが、

     

    染めたい欲求がおさまらず、改築途中で染め始めてしまいました。

     

     

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    大島紬ならではの染め、白泥染の染料は廃盤になることもあって、泥や鉱物、顔料の染めの研究の結果

     

    イオン処理で染められるようになり、欲が出て、全国のいろんな色の土や鉱物を染めたいと思い、実験が始まった。

     

    理科の実験室のようになった染め場。

     

    泥や鉱物のまた、その化学式までに及び、そして、グーグルマップで見る航空写真に映る、そこかしらの土地の土の色に反応して

     

    してしまい、その土地の歴史まで調べたくなる。また、化粧品の粉にまで手を伸ばし始め、何かに取り憑かれたように

     

    染めながらインターネット検索をしたり、学術書を取り寄せる。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    また、色物も洗濯堅牢度(色落ちなどのケア)が以前よりも高い染料への変更。この染料は、本場、京都の友禅の染め工場

     

    でも使用されていルものですが、以前、京都で染色を学んでいた頃から使っていた染料でもあるのですが、

     

    一からその一色一色の質や癖を知るために研究です。

     

    染料も、製造年月日の違いで、微妙に癖が違うので研究です。と言いながら、実験自体が楽しくなって止まらなくなっておりました。

     

     

     

     

     

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    そして実験器具のビーカー、試験官、シリンダー、スクリュー菅などなど、その器具の美しさにもはまり

     

    さらに実験器具を取り寄せたら、試験官100本が割れて納品される。

     

    これは、そろそろ現実に戻れということなのだと気付き、実験を中止してストールを染めておりました。

     

     

    なんでも深掘りしたくなる質。

     

    しかしながら、まだ自分がどこへ到着するのか?着地点は見つけられないままなのですが、それも気持ちがいいような。

     

    色んな、様々な色を染めて行くうちにきっと着地する場所が見えてくるのでしょう。と。

     

     

    色探求の美学

     

     

     

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