夢見坂
2016.12.01 Thursday
仕入先の染料屋さんが開催する「泥を染める」勉強会のために
前乗りで京都へ入りました。
11月は特に、自身の人生を振り返る要因になることが多かったのですが、
京都は、umu-wakaを始める頃、月に2回、染めの教室に通っていたので
思い出深い場所。
人生の転機の時でもあったので、染め教室の後、神社仏閣、美術館を散策しながら
心が揺れ動いていた頃だったので
どっぷりと振り返りな旅から始まりました。
先に訪れたお香屋さんの帰りに遭遇した
手作り感満載のクリスマスイルミネーションが温かく郷愁を誘う。
LEDの今風じゃない、この灯が、人の息遣いを、時の経を感じさせる。
序章〜。
この日は、射手座の新月。
特別な新月を、特別な場所で迎えようと
ホテルにチェックインして身軽になって、高台寺のライトアップを目指す。
何度も訪れたはずなのに、道に迷いながら
懐かしい場所へと。
その頃の不安だったか細い自分を思い出す。
新月ジャストは高台寺。
雨の中。
あの頃のような寂しさや不安はない。
あの頃、不安や寂しさからの選択をした自分を愛おしく慰めながら
先の自身の選択に明るい願いを見つける。
その先の明るい願いを呟きながら帰路につくと
そこは夢見坂。
そういえば、
umu-wakaには夢見桃色という可愛い桃色がある。
恋をして相手との距離がだんだん近づいて心ときめく時の色。
幼い頃からの夢を、ダメだとか現実離れしているとか
そんなダメ出しを振り払って
自身の幼い頃のピュアな夢を現実にと染めた夢見桃色。
はじめようと思った夢見坂でした。
過去を振り返ると、その頃の自身を理解することができる。
だから新しく始められる。