冬至の王に出会う2015年
2015.12.22 Tuesday
2015年12月22日、午前6時57分
冬至の太陽を幼い頃からの遊び場だった史跡・東之宮古墳で初めて
迎える。
標高145メートル、朝から軽くトラッキング。
尾張最古の前方後方墳、東之宮古墳。
冬至の日の出軸線上、古墳の主軸線が重なる。
東の王の頭上から冬至の太陽が昇る。
東の王が蘇るような、東の王と出会う瞬間。
神々しい、力強い冬至の太陽の光の中に東の王を感じ
手を合わせる。
自身さえも復活再誕生するような。
周りにいる人々と共に
明けましてもめでとうございます。と。
王の頭上、太陽の方へと向かう。
未来の時を、嬉しく迎えるように。
2015年は、20数年ぶり故郷へ戻り
人生共々、再誕生するかのごとくの引っ越し、安泰するまでに
時間を要したような1年だった。
木曽川の中央に愛知県と岐阜県の県境がある。
木曽川を挟んで、故郷、愛知県犬山市を見渡せる
岐阜県各務原(かかみがはら)市にアトリエを移し、
かかみがはら=鏡(かがみ)のように
育った犬山市を見ながら、自身の人生をも鏡のごとく
見渡すような1年は、心も身体も忙しかったように思う。
秋に入り、母の具合が悪くなり
冬至を前に元気に回復した母。
その頃、何か私の人生の引っ越しも安泰したように感じる。
東の王から直視できるアトリエ付近は
王の住まいがあったそうです。
国宝犬山城を真正面に、
そして
東の王が眠る東之宮古墳を見渡せる場所で1年。
確かに
東の王の祈りが、今もまだ強く続くこの地。
守られていると感じる安心感。
強い王に守られていると感じながら東の王を想像する。
恋心にも似たような、古墳を抱きしめたいような感じさえする。
守られているという
安心感からか、何か刹那的な衝動が消え
穏やかに自身の未来を、いや、未来というか、今をどう生きたいのか?
そんなことが考えられるようになった。
今までの人生は、限りなく仕事とプライベートの境なくと、
好きな事を仕事にしきた。
好きな事、探求したい事に邁進し、それが仕事となった。
仕事をして生きる時間が正義と、仕事を中心に生きてきた。
仕事以外のこと、あそぶことも、恋愛さえも
怠けているような.....背徳感を感じるような。
仕事が正義と。
そのリズムが、地元へ戻り、
母と猫ちゃんずとの暮らしがはじまり変わった。
そして
日常のその営みの楽しさである事を知った。
2015年は大きな転換の年だった。
日常の豊かさが、きっとこれからの色も豊かにすると
感じる2015年12月です。
好きな事を仕事にしきた。
好きな事、探求したい事に邁進し、それが仕事となった。
仕事をして生きる時間が正義と、仕事を中心に生きてきた。
仕事以外のこと、あそぶことも、恋愛さえも
怠けているような.....背徳感を感じるような。
仕事が正義と。
そのリズムが、地元へ戻り、
母と猫ちゃんずとの暮らしがはじまり変わった。
そして
日常のその営みの楽しさである事を知った。
2015年は大きな転換の年だった。
日常の豊かさが、きっとこれからの色も豊かにすると
感じる2015年12月です。
東の王に会う
2015.12.01 Tuesday
インフルなみの風邪のような症状で寝込み、蘇ったかも?
と思った、いや、蘇らせた次の日は
幼い頃からの私の遊び場だった史跡東之宮古墳 講演会「冬至の王との出会い」
へ参加し、東之宮古墳と、これまた私の幼い頃の遊び場、妙感寺古墳へと
登ってまいりました。
東之宮古墳は海抜140mほどですから、軽くトラッキングです。
病み上がりを押してでも行きたいイベント。
幼い頃からの遊び場で、一番のお気に入りスポット。
大人になった今でも、獣道をもそれて、その山の中を徘徊したく
なる、その惹かれ方。
そして、最古最大の前方後方墳に眠る王へのファンタジーは
いやはや、ファンタジーを越えて、感謝の祈りとなる。
この地にいると、確かに守られて暮らしてきたことを肌に感じる。
そして王の祈りを全身に感じる。
その大きな祈りを後世まで、ずっとこの地に生き続けさせる
王の力に魅了される。
東之宮古墳を守る御神木
たまたま一週間前にも
この東之宮古墳へ訪れる事となった経緯も
風邪熱で寝込んでいる間に、赤塚先生の「幻の王国・狗奴国を旅する」
を完読することとなった経緯も
この11月の連休中のことも、
この日のためにあった、起承転結のような。
物語のようだと感じました。
ま、その物語のような日々は、また後日にと。
幻の王国・狗奴国を旅する 赤塚次郎 - 著
長年、東之宮古墳を研究された赤塚先生のお話を聞き、
そして東之宮古墳へと。
驚きがたくさんで、「へ〜へ〜あ〜あ〜う〜う〜。」と感嘆詞ばかりで
過呼吸気味となりましたが、
この地方、木曽川が作った扇状地を邇波(ニワ)と言います。
その邇波の最初の王が眠る東之宮古墳。
私の住まいのある犬山、木曽川の真ん中に県境がありアトリエは岐阜県
ですが、このあたりも含めて邇波。王が治めていた地域です。
私の住まいは、その王のお墓のお膝元。
そして現在のアトリエは、古市場遺跡の近くにあるのですが
このあたりに王の住まいがあったそうです。
古墳の主軸の延長線上に見えるアトリエ
たくさんの古墳や遺跡がある地域で、umu-wakaのアトリエの
ベランダからは、東之宮古墳、妙感寺古墳、犬山城、伊木山古墳、
八龍遺跡がのぞめます。反対側の玄関からは、邇波の第三の王が
眠る坊塚古墳ものぞめます。
右の山が東之宮古墳
そんな素晴らしい場所で、私は育まれていたことを
犬山を離れ23年でUターンして戻った、その年に知るとはね。
まだまだ初心者ですから、これから地元の素晴らしい歴史と文化
について探索して行きましょう。
伊木山古墳、八大龍遺跡越しの夕日 アトリエのベランダから〜
私のエナジーの源、東之宮古墳を特別な気持ちで訪れてから
新たな幕開けが訪れたように感じます。
先月先々月は、ハヤブサのような勢いで色々なことがおこり
Uターンしてからの諸々のことを納めるかのごとく。
11月の最後の連休前に「石と蛇」って詞が聞こえてから
連休初日は、薬石王子、2日目はパリからのお客様
最終日は、古くからのマブダチひとみちゃんがアトリエを
訪れ、犬山案内コースで特別な場所を訪れ
その後、高熱で寝込み、大浄化。
病み上がり、クリアな私でで東之宮古墳。
今日から12月。
新しい2016年への助走が始まったようにも感じます。
スペクタルなファンタジー小説のような人生。
どんな風に描かれて行くのでしょう。
楽しみです。
物語の序章
クリック
↓
1