ジュピター
流れる愛を受け取る冬珊瑚色
2015.12.29 Tuesday
流れる愛を受け取る冬珊瑚色。
2年前に沖縄・久高島の生まれ変わりの洞窟を抜け、カベール岬で
冬珊瑚色と戯れた時の写真。
この後、人生、生まれ変わり。そのものが始まった。
開けて見るには恐すぎることも、全て開帳。
人生の家具を大きく動かした。
この2年間のことを思うと、相当の大仕事だったなぁと、
今になって、やっと一順繰りしたなとほっとする。
2015年の暮れに、その景色を見渡しながら
自分にお疲れさんと言いたくなった。
生還おめでとう〜。
冬珊瑚色・fuyusango-iro
本日、冬珊瑚色のストールを携えて、
この生まれ変わりの洞窟を抜けて誕生日を迎えた友人を
思いながらメッセージを書いている時に
私も再誕生したような気持ちになった。
再誕生の洞窟を抜けた彼女は、第一関門の大きな扉を開けたところ。
これから大きな家具移動が始まるんだろうなぁと思うと
エールを贈りたくなる。
冬珊瑚色は、まさに沖縄の海を想像して5年前に生まれた色です。
珊瑚は海を育み、海は珊瑚を育む。
冬の凍てつく海の底、珊瑚は春の温かな時を信じ、
春の満月の産卵の時を待つ。
満月の一斉産卵の時に、沖縄の海は珊瑚の卵の赤色で
真っ赤に染まる。
アトリエに壁にかけられた色を見て泣きたくなった。
ピンクのような、珊瑚色のような、オレンジ気味のような優しい色。
ストールの表面、10センチほど上がったところにネオンカラーの
ようなショッキングピンクの光を感じるその色。
今回の染めで生まれた新しい色。
難儀しながら生まれたこの色は、
珊瑚の春の一斉産卵の時の海の色のように感じた。
冬珊瑚色から2年
2015.11.07 Saturday
春夏秋冬
春に種を蒔き、夏に勢い良く芽吹き 秋に収穫の時を迎え、
冬に学び肥やす。凍てついた冬の季節は、次の芽吹きのために。
外は寒く、心も凍る。辛いことや、忍耐のとき、
何故何故?な試練とも思われるような、そんな人生の季節は、
土の中で育まれる季節でもあるのかもしれません。
海の世界では、
珊瑚が海の中で育まれ、海ををも育む珊瑚。
冬の凍てついた海の中でも、珊瑚は温かな春の時を信じ、
そして満月の産卵の時を待つ。
umu-wakaの冬珊瑚色には、
そんな、人生の冬の季節でも心が温まりますようにと染め上げました色です。
2年前の今日、2013年11月7日。
沖縄の久高島で生まれ変わりの洞窟を潜ってから、
人生根こそぎ掘り返し劇場が始まった。360度、回った感がある。
あれから2年。
創造さえしていなかった現実の中にいる。
すごい。
冬珊瑚色・fuyusango-iroのストールを見ると、
今もドキドキする。
冬珊瑚色のストールが嫁いだ先も、
色々と大きな動きを伴っているな。
冬珊瑚色は優しい柔らかい色なのに、
その力強さはブルドーザーのごとく。
新たな時を
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