2015年、あと2ヶ月...。という句読点。

2015.11.04 Wednesday

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    夕梦色・yuumu-iro
    懐かしい場所へ帰りたくなる夕暮れの空の色 





    アトリエと住まいを地元へ移して9ヶ月。

    この9ヶ月を思うと、まるで熱した天ぷら油に、水が入ってぴちぴち

    飛んでいる。飛び続けているような9ヶ月のように思う。






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    雪の日の犬山城・アトリエのベランダから〜





    去年の今ごろ、

    実家をリノベーション工事中に、母が住まう部屋をと、

    探していて見つけた国宝犬山城を真正面にのぞむ、

    この部屋を見つけて、速攻契約。

    地元市民にとって、犬山城と木曽川を一緒にのぞむ、この景色と

    暮らすということは宝物。私の長年の夢でもあったわけで。。。

    母の引っ越し先とは別に、私の仮のアトリエにしよう。

    リノベーションが終わるまで、名古屋に住まい、仕事をするという

    時間を待ちきれなくて、思い立って地元へ帰る決意をした。



    実家のリノベーションが終わってから地元へ帰る予定が

    急遽、住まいもアトリエもまずは、引っ越しとなった。

    バタバタ、バタバタ。バタ。








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    アトリエの前は飛騨木曽川国定公園








    2012年の暮れに、一度も会ったことがない実父が亡くなり、

    2013年は、そのルーツの開示と締めくくりで忙しくしながら

    実家のリフォーム工事、umu-wakaのアトリエ建設の打ち合わせが始まり、

    築56年の実家の断捨離も始めていたが、

    物を捨てて空になった場所に、またゴミや荷物を配置する母との

    いたちごっこ。(ヘビーですよ。)

    それから、リフォームをお願いしていた会社の「?????」もあって

    新しく設計施行をお願いする会社へと、再度、打ち合わせも始まっていた。






    そんなこんなで

    心も体も忙しく仕事を休んでいたので、1年に1度くらいはExhibitionを

    しようと11月に神楽坂でのExhibitionを控えていたので

    引っ越しは年明けにした。



    とはいえ

    忙しさのハードルを上げる私だ。


    そして実家のリノベーション工事の打ち合わせも

    遅れてしまう。

    ごめんなさい。でした。





     
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    毎週日曜日早朝に川沿いで開催される朝市で新鮮安心食材を買うことが日課




    ビバ田舎暮らしが始まった。

    空は広いし、地平線が見える畑と大地を。

    たくさんの野鳥。

    お城も川も毎日、表情は変わる。


    リノベーション工事が終わってから地元犬山へ引っ越す予定だった

    けれど早く引っ越して来て良かったと思う。

    土が息づく土地での暮らし、そして姫子&たま子が近い安らぎ。









    それとは別に、試行錯誤な母との暮らしが始まった。

    「私は、お母さんの家政婦じゃないのよ。」

    まるで新婚の嫁が一度は言うような言葉を吐きながら

    日々の生活と、リノベーション前の実家の片付け。

    リノベーションの打ち合わせで毎日が過ぎて行く。




    鵜飼の鵜とは違う、野生の川鵜もアトリエのベランダからながめる

    アトリエでほっと一息




    新しいアトリエができるまでの仮のアトリエ。

    その予定が一転。建設予定地の真横にソーラーパネル畑。

    アトリエ建設を諦めた。

    しばらくは、この国宝犬山城を真正面な、この場所がアトリエになる。

    122平米から、66平米となった新しいアトリエには、

    実家のリノベーションを見越して、私のプライベートの荷物、

    生活用具も一式入れたので、手狭が、もっと手狭。



    次の引っ越しを見越しての荷物入れだったので、まあ〜大変なこと。


    実家の断捨離、日々の実家の家事に追われて、

    整理がつかない、国宝犬山城をのぞむアトリエ。


    仕事もままにならない、日々の生活。




    そして、当初の予定では、

    10月中に実家の引っ越しを済ませ、

    今月半ばから実家のリノベーション工事が始まる予定だった。

    しかし、9月から母の具合が悪くなって病院通いが始まった。

    実家の引っ越し準備、断捨離なんてできやしないこの2ヶ月。

    心臓が締め付けられるような焦りと不安。



    そんな時に、実家の敷地が地学的に難題があること知る。



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    25年前に出会った私のインテリアの師匠、松澤さんの会社、ナノバクト

    リウムで開催されたタイニーハウス&ツリーハウスのセミナー。

    パーマカルチャー、エディブルデザインの哲学が目白押し。


    新しい暮らしの楽しみ方を発見してウキウキ。の後、

    wakaさん、リノベーション進んでる?」の話から色々な問題点が発覚。


    地学的にも問題があったのですが、

    私自身、自分の家の鬼門の位置を勘違いしていた事。



    そして、腕の良いTHE 職人な大工の父が建てた家なのに

    「何故、鬼門に玄関?」だったのか?

    鬼門に玄関は大凶の位置。


    ​もしや、犬山だけは鬼門の方角が違うのか?など色々と調べたり。

    ここにスポットが当たって、脳がクラクラのお悩みDAYSが続く。




    後でわかったのですが、

    父は鬼門をうまく避けるデザインしていたので

    一安心でしたが、現状況のリノベーションプランは、鬼門に玄関。

    どうしましょ。どうしましょの悩みが増える。

    私が鬼門の位置を間違っていたことから始まっていたから

    仕方がないが...。



    地元に戻り

    近所に住む幼なじみの友人の家も築56年で、新築へと建て替えを

    したので、ちょいと相談してみた。




    「お前んとこも、同じだよ。白川郷みたいな古民家じゃなくて、

    俺ら〜の家は、ただの古い民家なんだからさ、リフォームの方が

    金がかかるんだし、家の前の道の事も考えると、

    建て替えした方がいいぞ。と俺は思うぞ。



    まあ〜俺も、家関係の仕事をしてるから何でも言ってこい。

    相談にのるよ。


    あ!!マァ君(同級生)も、今、建築の会社してるし、

    みんな相談にのるよ!!」




    飾らない幼なじみの言葉に安堵。

    設計の先生には申し訳ないが、新築の方向へ考え直さないと

    この先、20年、30年、住まうには不安がよぎる。



    大工の亡き父が建てた家を、骨組みだけ残して新しくすることは、

    父の腕の中で暮らせることであると、父との再会であると

    リノベーションを決めていた私。



    けれど、もう一度、考え直してみた。

    現在、51歳。ある意味、この先、自由に楽しく生きた後、

    父のいるあの世に私も向かうわけで、30歳代であれば、

    父の腕の中で暮らすという選択は、絶対なはず。

    50歳代でのお家の建て替えだから、とも思い始めた。


    そうこう悩んでいると、松澤さんが心配して

    犬山まで、現地を見にきて相談にのるという運びに。




    そしてエディブルデザインのカウンセリング。

    何だか、心の重荷が取れた。

    小さなお家で母と猫と仲良く暮らす。そんな決意取りのようにもなり

    まだまだエディブルデザインの哲学はわからないが、

    自然と調和しながら、点と線をつなぎ、もっと立体的に家と暮らし

    人生をデザインする。色々な憂いも消えるデザインの可能性を

    垣間みたようで、驚いた。






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    ナノバクトリウムの玄関



    松澤さんとの出会いは25年前。

    デコレーターの仕事をしていた私は、

    その当時、家具の仕入れ、雑貨店のセレクターの仕事へと拡張していた頃。

    それで、東京三宿のグローブさんへ、アンティーク家具を

    仕入れに行った時に出会い、

    その当時、エルデコやインテリアのトレンド雑誌に載っているブランド

    の店や会社へと案内してくれたのが松澤さん。そこで口座開設まで

    口添えしてくれた。そうそう、凄い家具工場なんかも連れて行って

    もらったり、松澤さんから色々と学んだので、

    私は勝手に「師匠」と思っている。






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    松澤さんのお店の目の前のアパレルメーカーのウインドウの中で再会。




    その後、仕事の内容が変わり

    家具の仕入れもセレクターの仕事がなくなった頃、松澤さんが奥様と一緒に

    営んでおられた会社が、恵比寿から千駄ヶ谷へと引っ越し。お店の名前も

    変わったと案内をもらっていた。



    そして、

    私は、月に1度、東京千駄ヶ谷のアパレルメーカーの仕事で入っていた

    ウインドウの中で、松澤さんとこのワンちゃんを見かけ、

    ピカウちゃん?と思ったら、松澤さんがお店から登場。

    そして再会。


    松澤さんのお店の真ん前のアパレル会社に、

    毎月1度ディスプレイの仕事。

    そしてもう一軒、近くに他のアパレル会社の展示会の仕事も増え、

    定期的に通うようになるとは、

    不思議なご縁です。


    その頃、松澤さんが手がけていた

    パーマカルチャーの話を聞いたけれど、難しくて理解できなかったが

    パーマカルチャーを取り入れた、松澤さん夫妻の住むお家や

    暮らしを見て、素晴らしい物だとは理解していた。




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    やっとデスクスペースの位置が安定しました




    今回、松澤さんのカウンセリングを受けた頃は、脳内マックス限界

    心の余裕もなかったのだなと、改めて今、気づく。


    リノベーションから新築へと、小さな平屋の家を建てる事に

    計画を変更。新築は、母屋が建っていない場所に建てるので、

    前もっての母屋の引っ越しがなくなったので、大きな重荷が消えた。

    新築の小さな住まいで母と猫と暮らしながら、こっそり断捨離。



    その後、母屋を壊して、そこへ小さなumu-wakaのアトリエを

    つくる。

    インテリアの師匠、松澤さんのエディブルランドスケープデザインを、

    松澤さんも加わっての家作り。庭作り。人生作りとなりました。

    森の中に家とアトリエが育って行く。

    そんな景色を創造して行きます。



    急いで家の引っ越しもしなくて良い事が決まり心が休まり

    母の健康の心配もなくなり、後は、足腰痛のケアサポートですが

    安心して、小さくやっとアトリエの一番気になっていた

    デスクスペースの違和感。

    向きを変えて、小さくレイアウト変換。

    まだまだ、アトリエは心地よいとは言えない作り込みですが

    ストレスが消えました。


    今年は、後、2ヶ月。

    早く、新しい家で母と猫と心地よく暮らしたいのですが

    今、思うに、

    やっと、やっと、20数年暮らした場所から地元へ戻り

    今、地元へとやっと着地したような感じではなかろうかと。


    風のように過ぎた日々に

    今、小さく句読点。



    懐かしく温かな場所へ帰ること。

    2015年は、それだけでも、そうとう大きな事だなと思う。




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    木曽川はドイツのライン川に似ているので日本ラインという。
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    生まれて初めての鵜飼船に乗った2015年



     
    夕梦色・yuumu-iro、懐かしい場所へ帰りたくなる夕暮れの空の色を

    染めた2015年。

    懐かしい、お家に帰りたくなる色の夕梦色を見ても

    心が寒くなくなった2015年。



    仕事がメインの生活の中に、

    暮らしという時間がメインになった。

    初体験のようなこの生活のサイクル。



    瑞々しく、心豊かに暮らす事を発見なのでしょう。

    2015年暮れに突入するこの時期、

    なんとなく、なんとなく、

    大切な物が光る。



    少しずつ、少しずつ。






     






     
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