仄紅色・honobeni-iroの中に
2015.10.30 Friday
韓紅香色(からくれないこういろ)の気配を染めた仄紅色(ほのべにいろ)
カレンダーをめくれば、あと2枚になるなぁ。
秋本番から、冬へと向かっている。
けれど、うっすらと私は、来春の色を思う。
体調が戻りつつあるので
アトリエに行き、ストール達と遊ぶ。
来春は、春節から伊勢丹新宿でumu-wakaのストールフェアが
待っている。
3年前にもオファーがあったようだが、私は笑顔でやんわりと
断ったらしい。担当者の方から聞いて驚いた。
自信がなかったのだろうか?わたし?
それにしても、東の横綱を断るとは、私も横綱級の大物だ(笑)
長いメールが届き、再度のオファーに感謝感謝。
久しぶりのデパートでのイベント。
それも東の横綱、伊勢丹新宿店。
どんな風に色作りをしようか?
そんな風に描こうか?
久しぶりのデパート。
伊勢丹新宿店・1Fストール売り場のこの場所がumu-waka色になる来春
2月10日(水)〜2月16日(火)
私は、20歳の時からデコレーター(ディスプレイコーディネーター)を
umu-wakaを始めるまでの間、22年間、現役で頑張ってきた。
デパート、ブティック、ショーウインドウ、レストラン、ホテル、
アパレルメーカーの展示会。衣食住すべての業種の設営のディスプレイから
プランまで数々手がけてきた。
あの頃は、今ごろ、クリスマスディスプレイのオブジェを仕込みながら
春夏の洋服の展示会のディスプレイで忙しくしていただろう。
春夏の展示会ということは、もっと前に春夏のお洋服や小物のデザインや
企画は終わっている業界。
umu-wakaもストールなのでファッションアイテムです。
けれど、流行色だとか、商業デザインを無視して
色作りをしているので、
私の心と体が、その季節の色の粒子を感じ始めないと
色も、色物語もデザインも何もかも生み出さない。
自然のながれのまま。
待つしかない。
何か
今回の体調崩しは、
色んな、ほんとに色んな、細胞、DNA、髄液レベルまでの浄化だったよう
に感じます。
ストールを染める前も、布地の精錬(せいれん)作業の行程は、
たっぷり時間と水を使います。
ストール布地の製造過程で使用された糊、
ストール布地の製造過程で使用された糊、
油や汚れを徹底的に落とします。
そうしないと、色むらが出たり、
色の力が変わってきますから。
色の力が変わってきますから。
仄紅色・honobeni-iro
少しずつ体調が戻ってくると同時に
時の先に
来春のumu-waka色を感じられるようになりました。
まだ靄がかかっているような感じですが
何だか、空中に春色の分子が振って来ているような
その分子たちが、私の肉体に入り
少しずつ積もっていくと
新しい春色の景色が見えてくる。
今、その靄の色や
空中に、粉雪かチリのように降り注ぐ、その分子の色が
観えます。
その色は仄紅色(ほのべにいろ)
韓紅香色(からくれないこういろ)の気配を染めた色です。
新しい時代の本能の在処を染めた仄紅色。
韓紅香色・karakurenaikou-iro
韓紅香色は、人生の移行をサポートする色として染め生まれた色です。
新しい場所や、新しいステージに立つ。
自身の決断で新しい環境、慣れない場所で
不安や郷愁にかられても、
その場所で生きて行くという想いが光り
はかなげだけど、生命力溢れる赤が染めたいと思い、
生多良と問答して染めた色です。
その韓紅香色の気配の色、仄紅色を
先の時に、仄(ほのか)に感じるなんてね。
地球のニュアンスも、ますますこれから素敵に変わるようですし
移行の気配の仄紅色。
楽しみです。
自分でも驚きました。
新しい場所へと〜。
まいりましょ。
まいりましょ。
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