スポンサーサイト

2020.03.10 Tuesday

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    絵空色を染める時

    2014.07.06 Sunday

    0

      空の色よりもっと自然な空の色を染めたい〜〜絵空色

      2014.07.05 Saturday

      0





        大島紬誕生地、奄美大島の信仰にあるネリヤカナヤ。



        神様がおられる海の彼方にある豊穣の国。



        海の彼方、空の底。



        空よりももっと自然な、その色を染めたい。



        と4年前、生多良と難儀をして生みだした色が絵空色です。










        実際の空よりも



        もっと



        もっと



        自然な、優しい色を染めたい。と



        難儀な要望を、言い出した私。



        私の瞳の奥には



        すでに染め上がった、その色が見えていたので



        熱く、熱く語る。







        生多良にも



        生多良の瞳にも



        同じ



        その色が見えたので




        生多良も



        その、空よりも自然な空の、その色を追いかけて




        染め工房中を走り回る。




        二人、行き詰まりになり



        キッチンでコーヒーを飲みながら



        一呼吸〜と



        している間もなく、




        同じタイミングで、



        「あ!!!」



        っとそれぞれの方向へ歩き出す。












        生多良が



        見つけ出したのは



        工房の奥の、奥の、奥の方にあった



        埃をかぶった



        錆びた染料の缶。



        中から取り出したのは、



        コールタールのような、固まった物体。




        この染料がなくなり次第、今の絵空色は終了です。






        今では



        製造中止となった



        昭和の時代に使っていた染料。








        二人で追いかけていた



        その色が生まれた時




        その色で染め上げたストールを



        たくさん瞳の中に抱え込んだ時の



        感動と安堵感は



        本当に大きなものでした。








        今日は、生多良の誕生日。



        昨年、くも膜下出血で倒れて生死をさまよって



        復活、再誕生した生多良は、今日の日を



        1才の誕生日を迎えた日だと言う。




        海の彼方の豊穣の国、ネリヤカナヤは



        ご先祖様も帰られる場所。



        生多良は、この色に惹かれて豊穣の国へと



        行かなくて良かったなと。




        退院して、まだ1年も経っていない生多良。



        お互いゆっくりとゆっくりと



        良い仕事をしながら




        人生を豊かに楽しみながら



        いつもコロコロと笑っていられる人生を送りたいと思うのでした。




        豊かな安堵感な、生多良の誕生日。


















         

        ニライカナイ、ネリヤカナヤへと〜絵空色

        2014.07.05 Saturday

        0





          滞在したホテルのプライベートビーチの名は、ニライビーチ。







          透明度が高く



          私の足下まで、



          小魚が、スイ〜スゥ〜イと



          通り過ぎる。






          沖縄ではニライカナイ、



          大島紬誕生地の奄美大島では



          ネリヤカナヤと呼ばれる



          豊穣の国。













          神様がおられる海の彼方の豊穣の国が、ニライカナイ。













          滞在したホテルのプライベートビーチ



          ニライビーチは、



          潮が引くと、海の中を



          ずっとずっと遠くまで歩くことができる。














          水平線の彼方にあるニライカナイを前に




          遠くの方の浅瀬で遊ぶ、




          小さな子供連れの親子。











          遠くの海に彼方にある神様がおられる豊穣の国。




          ご先祖様も豊穣の国から私たちを見守る。




          静かに届く便りのように大切な家族への愛が染みる。








          umu-wakaには



          その豊穣の国、ニライカナイ、ネリヤカナヤを



          イメージして染めたストールの色があります。



          絵空色(えそらいろ)




          絵空色への祈りも深まって行くように



          感じました。










          1