花筏(はないかだ)の中に....。
2016.04.06 Wednesday
花筏色(はないかだいろ)桜の花びらが川面を流れる様を花筏と言います。咲かねばならぬ、花であらねばならぬ。
次の新芽のために遠慮をせねばならぬ。そんなことからも解放されて自由に美しく心地よく川面を流れる桜の花びら。
ダンスをするように笑顔で川面を遊んでいるように感じます。
Exhibitionを終えて、
たくさんの荷物を積んで尾張の国まで戻ってから腰や肩を傷めて暫く休養をしておりました。
体力的なこともありますが、今回は、Exhibition前から色々なことが続き心労が重なっておりました。
このままではExhibitionを取りやめないと、元気な姿で皆さんの前に立てないのでは....。
普通にスーパーで食材を買っている時でさえ、不意打ちに無意識な程、大粒の涙がこぼれる。
そんな中、泣きっ面に蜂。のような、ことまで重なり、そしてExhibition開幕直前は、
社会に出て30数年。2度目の噴火になるか?なこともあったのですが
心の姿勢を整えることを、大技を使ってねじ伏せていたのか、
ねじれを戻し、そのねじれの原因となった気遣い&気遣いの皺寄せは、長年のものでもあったようで
一般市民に戻るまで、時間がかかってしまいました。
桜が咲く前の1〜3月に冷たい雨が降り、桜の開花を促す雨のことを催花雨(さいかう)と言います。
その催花雨をイメージして染めた花雨色という美しい青色があるのですが、
Exhibition前は、そんな花雨色だったように思う新月前の穏やかな時間。
花を咲かせようと促す催花雨は、1〜2月の冷たい雨だけでなく
莟がほころび始める少し前に降る、温かな雨も催花雨と呼ぶようですが
今回のExhibitionを振返ると、そんな温かな催花雨が美しく降り注いでおりました。
温かな花雨色、
足をお運び下さった皆様の色合いに励まされ、美しい感動的な出会いが優しい春風のようでもあり。
冷たい雨も、花びらを舞い踊らせる春風も全て一つの物語のようです。
花筏色・hanaikada-iro
咲き誇った桜達が、一斉に春風に乗り、ひらひらと美しく舞う姿は
心も胸もいっぱいになります。
自由に美しく舞い、そして川面を美しく彩る桜色。
自由に何ものにも気遣いする事もなく
好きな場所へと彩る。
花筏の中に
自身の心の縛りがほどけていくよな。
花筏色(はないかだいろ)
桜の花びらが川面を流れる様を花筏(はないかだ)と言います。
自由に美しく自身を舞う華やぐ。そんな想いを込めて染めた花筏色のストールです。
咲かねばならぬ、花であらねばならぬ。
次の新芽のために遠慮をせねばならぬ。
そんなことからも解放されて自由に美しく心地よく川面を流れ踊る桜の花びら。
自由に〜。
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